4団体主催「2025年関西華僑華人春節祝賀聯歓会」開催 ~京阪神各地より90名が出席 新春を祝う ~
龍の舞が千年の瑞祥を祝い、蛇の舞が万代の栄光を謳う盛世、新春佳節が近づく中、1月26日正午より、京都の東華菜館において「2025年関西華僑華人春節祝賀聯歓会」が開催された。この催しは、京都華僑総会、大阪華僑総会、神戸華僑総会、西日本新華僑華人聯合会の4団体によって共催され、各地より約90名が出席し、温かく喜ばしい雰囲気に満ちた特別なイベントとなった。
会場は祝祭と団欒の雰囲気に包まれた中、主催者を代表し京都華僑総会楊正武会長による新年の挨拶で幕を開けた。

続いて、中華人民共和国駐大阪総領事館の薛剣総領事が来賓を代表して心のこもった祝辞を述べ、地元華僑華人への温かな配慮と新春の挨拶を表した。

また、多方面からの来賓の参加により、このイベントには一層の重みと意義が加わった。西日本新華僑華人聯合会の王天佐執行会長による乾杯の音頭が響き渡り、関西地区4団体の協力が、中国の伝統的な新春佳節を祝うこの形式を通じて、華僑華人の団結と文化的アイデンティティの結束力を示した。

イベントの内容は多彩で、まず琵琶奏者・葉衛陽氏の独奏や、華人歌手・宋茜氏の独唱が披露され、参加者らは演奏・歌唱を聞き入っていた。また、主催4団体や総領事館が景品を提供した抽選会では、参加者に笑顔と祝祭の楽しさを添える場面が数多く見られた。

会場となった東華菜館は郷里の味を提供し、故郷を遠く離れた華僑華人に新春の雰囲気を味わわせ、この温もりは、参加者の故郷への想いを深く揺り動かした。国境を越えた文化継承が行われ、異国の地で生活する華僑華人の活力を示すとともに、海外における中華文化の継承と発展の一端を担った。
宴の途中では、神戸華僑総会の陳昆儀会長が新年の挨拶を行い、約90名の参加者が一堂に会し、笑顔と笑い声が溢れる中、伝統的な新春佳節を共に祝うことが出来た。

さらに、京都の舞妓や芸妓が会場に登場し、歌と踊りを披露することで会場の盛り上がりは最高潮に達し、拍手と歓声が絶えなかった。

郷里の味を堪能しながら、参加者たちはテーブルを囲み、美味を楽しみつつ互いの生活を語り合い、奮闘の物語を共有した。日本に長く居住するベテランの華僑から関西に来たばかりの新華僑まで、皆がこの温かく親しみのある祝祭の雰囲気に浸った。

最後に、大阪華僑総会の趙知理会長が閉会の挨拶を行い、祝賀会は和やかで明るい雰囲気の中で幕を閉じた。

今回の京都・大阪・神戸華僑総会・西日本新華僑華人聯合会4団体による華僑華人春節祝賀会は、協力の力を示すだけでなく、未来の共同発展のための新たな基盤を築いた。この祝賀聯歓会は、華僑華人により広い交流の場を提供し、日本における華人コミュニティの影響力を高めるとともに、日中の文化交流を促進し、両国を繋ぐ橋渡しとして重要な役割を果たした。
(文責:京都華僑総会副会長 江 秀)