東京華僑総会、2025年新春聯歓会開催
1月12日正午、東京華僑会館にて2025年東京華僑総会新年聯歓会並びに中国駐日本大使館の『温暖迎春』起動式が開催された。
新春聯歓会には、呉江浩中華人民共和国駐日本国特命全権大使、中国駐日本大使館陳巍公使参事官兼総領事がご臨席されたのをはじめ、領事部の趙明参事官、王宝鋒一等書記官兼領事、日本側の海江田万里衆議院議員、全日本華僑華人社団連合会の何徳倫会長、一般社団法人日本中華総商会の厳浩評議員会会長、在日中国企業協会の王家馴会長ほか、関東近郊各地の華僑総会の会長・役員、日中友好会館後楽寮寮生及び東華教育文化交流財団の奨学生ら祖国からの留学生、日本在住の華僑華人や友好人士らが招かれ、およそ200名の来賓と僑胞らが出席した。

銭江麗子会長は挨拶の中で次のように述べた。
▽「龍と蛇が舞い、春光が明媚、鳳凰が鳴き、四海が平和である」とあるように、2025年は希望と挑戦に満ちた新しい時代です。春節は中華民族にとって最も古く、最も重要な伝統的な祝祭であり、深い文化的な意味を持っています。春節の期間中、どこにいても濃厚な祝祭の雰囲気を感じることができ、春聯を貼ったり、花火を打ち上げたり、龍舞や獅子舞を楽しむといった伝統的な習慣が随所で見られます。春節は、私たち海外の子孫にとって郷里への思いと祖国への深い愛情を寄せる特別な時間でもあります。特に昨年末、「春節の中国伝統新年の祝い」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことです。このニュースに私たちは大いに感動しました。春節は世界遺産の一部として、中華民族の象徴、そして中華文化の象徴であるだけでなく、世界の舞台で中国の伝統文化を示す貴重な宝となりまし た。
▽近年、中日両国の関係が各分野で顕著に進展しているは、目を見張るものがあります。特に、両国のリーダーたちの共同努力により、交流と協力が両国関係を超えて発展しています。この中で、在日華僑華人の重要な精神的支柱として、中国大使館のリーダーの皆様、とりわけ呉江浩大使の多大なるご尽力と多方面での努力が大きな推進力となりました。このような卓越したリーダーが私たちのそばにいてくださることに、在日華僑華人一同、大きな安心感と励ましをいただいております。ここに、呉江浩大使とすべてのリーダーの皆様に心から感謝を申し上げます。
▽新時代の新たな旅路において、中日両国の友好交流と協力を共に推進し、在日華僑団体の結束をさらに深め、互いに助け合いながら祖国の発展に積極的に貢献し、美しい未来を共に築いていきましょう。祖国の繁栄と国泰民安を願い、ここにいらっしゃるすべての皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

呉江浩大使は挨拶の中で次のように述べた。
「本日は一年一度の新年聯歓会の中で、中国大使館が東京華僑総会と一緒に新春の『温暖迎春』活動起動式が行われることに非常にうれしく思います。昨年、習近平主席がペルーで石破茂首相と会談し、中日戦略的互恵関係を全面的に推進することを確認したことを報告しました。また、王毅外交部長と岩屋毅外相は会談を行い、リーダー間の合意を早期に実行し、両国の文化交流と協力を積極的に推進し、中日関係が正しい軌道で健康的かつ安定的に発展するための合意を達成しました」。
さらに呉大使は次のように述べた。「僑胞の皆様には引き続き架け橋として中日の交流・協力を広げ、両国民の相互理解の促進に新たな貢献をなさっていただければと期待しています。 『温暖迎春』活動は、祖国への思いと祝福、そして郷里を思う気持ちを皆様へ届け、楽しくて穏やかな新年を迎えるよう願っています。中国駐日本大使館はこれまで通り、僑胞の皆様の力強い後ろ盾であり続けます」。

中国大使館『温暖迎 春』活動起動式では、各僑団の代表として銭江麗子会長、一般社団法人全日本華僑華人社団連合会・何徳倫会長、横浜華僑総会・謝成發会長、一般社団法人日本中華総商会・厳浩評議員会会長、在日中国企業協会・王家馴会長、一般社団法人日本華文教育協会・顔安会長、全日本華僑華人中国平和統一促進会・凌星光名誉会長、日中経済文化友好促進会・潘宏程理事長、日本陜西聯誼会・孫前進会長、合同会社群馬華僑総会・盧昭男会長の10名が壇上に呼ばれ、呉大使より『温暖迎春包』(迎春福袋)が贈呈されていった。

次に、長寿のお祝いが行われ、東京華僑総会の社員(会員)として長らく貢献してきた米寿(88歳)の李旭光氏、喜寿(77歳)の福沢正、伍国群、張彩弟の3氏が壇上へ上がり、銭江会長より記念品が手渡された。その後、出席者からの祝福の拍手が送られる中、和やかな雰囲気の中で記念撮影が行われた。

続いて、中国語教室の生徒による合唱『成語拝新年』が行われ、おそろいの赤色の衣装を着た生徒たちが、身振り手振りを交えた新年を祝う中国語の歌を披露し、会場を和ませた。
開宴に臨み、留日台湾省民会会長の劉光智氏が乾杯の音頭をとり、

新年聯歓会が開始とともに会場は新年を祝う和気あいあいの和やかな雰囲気に包まれた。


新年聯歓会は午後2時半過ぎ頃、林紹貴副会長の閉会の辞でお開きとなった。尚、当日来場者には、帰り際に中国大使館の『温暖迎春包』のほか、源清田商事株式会社様より提供された、黒にんにくのパックと煮物用の野菜のパック、東京華僑総会が用意した春雨の詰め合わせがお土産としてそれぞれに配られた。