日本華僑華人聯合総会第16届代表委員大会を開催
7月6・7日 神戸中華会舘・神戸華僑総会
大使館及び各地領事館・僑団より81名の代表者が参加

 去る7月6日、日本華僑華人聯合総会(任政光会長)は神戸中華会舘、神戸華僑総会において第16届日本華僑華人聯合総会代表委員大会を開催した。
 当日は全国各地19の僑会、2僑校と1委員会の代表者が参加し、来賓として中華人民共和国駐日大使館より、劉亜明参事官兼総領事、王樹凡一等書記官兼領事、駐大阪総領事館より于淑媛副総領事、夏欣領事、張秀芬領事、鄒健領事アタッシェ、駐新潟総領事館より鐘発麗領事、駐福岡総領事館より紀竑領事が参加、全日本華僑華人中国平和統一促進会より鄭正勝副会長が参加し、広島県華僑華人総会、愛媛華僑華人総会がオブザーバーとして参加、総勢約80名が出席となった。
 午後1時半、定刻に開始された大会では、まず主催者を代表し、任政光会長が挨拶に立ち、「私たちを取り巻く中日関係は国交正常化以来最も厳しい情勢にある。長年培ってきた日本人民との友好交流を推し進め、更に多くの分野で新しい友人を積極的に獲得していくことが、近々の課題と考える。厳しい状況の中で、各地の活動や青年活動の報告を通じ、相互にそれぞれの現状を理解し、貴重な経験を学び、本会並びに各地の僑会、僑胞の今後の事業推進に役立てていただきたい。」と述べた。来賓が紹介された後、来賓を代表し、劉亜明総領事、于淑媛副総領事が挨拶を述べ、大会の成功を祝した。
 次に、劉亜明参事官兼総領事が「中日関係の現状・中国の発展と対外政策・僑務任務と僑団建設」の3つのテーマで講演を行い、質疑応答が行われた。
 引き続き全日本華僑華人中国平和統一促進会鄭正勝副会長が中国人民政治協商会議について報告した。
 休憩をはさみ、楊正武(京都)常務委員、鮑悦初(神戸)常務委員の2名を議長団に選出し、議事を進行した。
 議長団より議事録作成者、議事録署名人が選出された後、今年会長の交代があった大阪華僑総会劉中耀会長の常務委員選任について承認を得た。次に温耀権(横浜)聯合総会事務局長が会務報告し、劉中耀(大阪)事務局次長より西日本の僑会の状況が報告された。また、温耀権事務局長より決算報告が行われた後、楊忠銀(鹿児島)聯合総会監査委員より監査報告が行われ、承認を得た。引き続いて各地僑会がそれぞれの現状を報告し、華僑青年交流委員会蔡明芳(京都)副委員長より10月に青年交流会の開催が決定されたと報告され、各地からの参加を呼びかけた。
 その後意見交換が行われ、僑胞の戸籍の問題に関連し、僑民登録や身分証の問題、新華僑との融合の問題等が提起された。最後に全員で記念撮影が行われ、一行は懇親会の会場「神仙閣」へ場所を移した。

 二日目は神戸華僑総会にて行われ、前日に引き続き楊正武会長と鮑悦初会長が務め、意見交換が行われた。参加された各僑会から活発な意見が出る中、華僑の戸籍の問題、新華僑への関わり、各地僑会にある問題等について議論が交わされたほか、ブロック会議や華僑報の果たす役割、各地への華僑の情報をどのように提供するかについても活発に討論された。
 会議終了後、参加者達は神戸中華同文学校、神戸華僑幼稚園を参観し、二日間の日程が終了した。

※関西華僑報 第506号(2014年7月25日発行)から引用