大阪華僑総会が『建国76周年国慶祝賀会』を盛大に開催

 大阪華僑総会(趙知理会長)は9月29日午後6時より、大阪市中央区『錦城閣』に於いて中華人民共和国建国76周年国慶祝賀会を開催した。来賓として中華人民共和国駐大阪総領事館薛剣総領事、魏有美副総領事、段海紅領事僑務室長、李子揚領事、府、市、議会、友好団体代表者や友好人士などを招き、会員僑胞ら総勢約200名が参加し、祖国の建国76周年を盛大に祝った。
 初めに国歌演奏が行われた後、主催者を代表し趙知理会長が「本日は本会主催の国慶節祝賀会にご参加頂き、誠にありがとうございます。私自身9月3日に北京天安門広場にて開催された『抗日戦争勝利80周年記念軍事パレード』に参加をしてまいりました。中国での素晴らしい閲兵式を見て、非常に感動をいたしました。現地の参加者の方は、中国は今まで侵略戦争を起こしたことがなく、それはなぜかというと、中国国内の国民、全世界の中国国民を守るためである。日本に居住している私たち華僑は歴史をもっと勉強するべきであり、情報を知るべきであると仰っていました。機会がありましたら総領事館に歴史や情報についての勉強会を開催していただければと思っております。決して忘れてはいけないのは、これからも愛国心、誇りを持ち続けることであります。」と挨拶を述べた。


 続いて来賓紹介が行われ、来賓を代表して薛剣総領事がはじめに祝辞を述べたあと、続けて「先程、趙会長から中国は侵略戦争を起こしたことがないというお話しは真実であり、歴史を振り替えってみて、今の平和を大事にしていかないといけない。今、世界情勢は国内外の状況を見てみると必ずしも順風満帆とはいえない。本当に中国としてはしっかり考え、世界的な課題、具体的な行動を持って、そういう意思を世界に示していかなくてはならない。戦争を避けるためにも、先人たちの教訓を汲み取って、一層決意を固めて平和友好のために日本の皆様と一緒になり、もっと力強くしていかなくてはならない。」と述べられた。


 その後、中秋明月祭大阪2025実行委員会王天佐実行委員長が、10月4日・5日に開催する17回目となる『中秋明月祭大阪2025』へ多くの方のお越しをお待ちしていますとPRを行った。
 NPO法人大阪府日本中国友好協会小西禎一会長による乾杯の発声で宴へと移った。
 和やかな雰囲気で宴が始まり、冒頭から大阪府立成美高校・大阪龍獅団による獅子舞が始まり会場は大いに盛り上がり、参加者たちからは歓声が聞かれた。久々に会場で再会した参加者たちも各々交流を深め合った。
 大阪京劇団の孫莉さんによる京劇では、有名な梅蘭芳先生の映像を流しながら、華麗な演舞を披露され、参加者たちは魅了されていた。演舞が終了すると、孫莉さんとの写真撮影を希望される参加者たちで群がる場面もあった。その後、獅子舞の再登場もあり、各テーブルの参加者は紅包を獅子に渡すなど、宴は更に盛り上がった。
 最後に于学偉常務副会長が閉会の挨拶を述べ、散会となった。

コメントを残す