故・陳学全氏お別れの会 250人が参列

2025年5月10日、留日華僑江蘇同郷会主催、東京華僑総会の共催により、「陳学全先生お別れの会」が東京・日中友好会館にて厳かに執り行われた。会場には、呉江浩駐日大使、陳巍公使参事官兼総領事、王宝鋒一等書記官兼領事をはじめ、多くの関係者が参列し、本年2月7日に逝去された東京華僑総会顧問・留日華僑江蘇同郷会名誉会長の陳学全氏に深い哀悼の意を捧げた。
司会による開会の辞の後、会場全体で黙とうが捧げられた。続いて、中日センター事務局長の奥瀬由香氏が陳学全氏の略歴を紹介し、その歩みと功績を振り返った。
その後、アジア太平洋観光社と日中TVが共同制作した、生前の陳氏への密着インタビュー映像(『私と祖国』陳学全:日中ミックスは両国文化の融合——日中ミックスの老華僑)が上映された。
式典では、呉江浩駐日大使のほか、(一社)日中協会の瀬野清水理事長、(一社)東京華僑総会の銭江麗子会長、江洋龍顧問、日本華僑華人聯合総会の陳隆進会長が弔辞を読み、60年以上にわたって日中友好の促進、華僑・華人社会への奉仕、そして華僑界の発展に尽力してきた陳氏の功績を振り返った。また、華僑長老の韓慶愈氏の追悼辞を陳氏の次女・陳莎莉氏が代読し、「70年にわたりともに歩んだ感謝と尊敬の念」が語られ、「家族三代にわたる愛国華僑の伝統」を讃えた。 
また、陳氏は松山バレエ団の清水哲太郎氏の父、故・清水正夫氏から長きにわたり交流があり、この度追悼の言葉とともに森下洋子さんを中心とし、陳氏の遺品を着用して記念舞踊を奉納し、敬意を表した。呉江浩大使をはじめ、衆議院議員・海江田万里氏、日中友好会館・小川正史理事長、黄星原中国代表理事、全日本華僑華人社団連合会・賀乃和理事長、張書明会長など、日中両国の関係者や友人ら250余名が献花を捧げ、陳氏の功績を偲んだ。
 会場内には、陳氏が生前に愛用していた品々や記念の品、活動を記録した写真などが展示された。

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