東京華僑総会が国慶祝賀会を開催 僑胞らと建国75周年を祝う
去る9月28日正午より東京華僑総会(銭江麗子会長)主催の中華人民共和国成立75周年を祝う国慶祝賀会が東京華僑会館にて開催され、記念すべき建国75周年を盛大に祝った。
当日は呉江浩中華人民共和国駐日本国特命全権大使はじめ中国大使館から陳巍公使参事官兼総領事、領事部の趙剛参事官、趙明参事官、王宝鋒一等書記官兼領事らが招かれて出席した。また、海江田万里衆議院副議長、全日本華僑華人社団連合会の何徳倫会長、各地華僑総会の会長・役員、東華教育文化交流財団の奨学生、日中友好会館後楽寮生、および華僑華人、友好人士など200余名が出席した。
国歌斉唱の後、銭江麗子会長が挨拶を述べた。銭江会長は先ず来賓への感謝の意を述べ、来賓僑胞らが一堂に会して、祖国の国慶75周年を迎える喜びを表し、「私たちの祖国がますます繁栄し、民族の強さが増し、社会の調和と安定が進み、国民が幸福で満ち足りた生活を送れることを心から願っております」と述べた。また、東京華僑総会は設立から78年を迎え、80周年にはみなさんと共に輝かしい瞬間を迎えることを楽しみにしていると語った。そして、 「これからも先人たちの優れた伝統を受け継ぎ、歴史を尊重し、期待に応え、初心を忘れず、新たな力を育み、中国大使館と緊密に団結し、社会公益活動に積極的に参加し、各華僑団体や中日友好団体との友好交流を強化してまいります。また、華文教育を推進し、華僑の歴史を伝え、中国の物語を語り続けてまいります。さらに、国内の国務院僑務辦公室、帰国華僑聯合会などとの連携と交流を深め、中日友好の促進に努めてまいります」と表明した。
来賓紹介の後、呉江浩大使が挨拶に立ち、 「爽やかな秋晴れで金木犀が香る季節が訪れ、皆様と一堂に会し、偉大なる祖国の成立75周年をお祝いでき、心より嬉しく存じます」と述べ、 「紆余曲折を経て平凡ならぬ75年、中国共産党指導のもとで、そして中国国内外のすべての同胞の努力により、新中国は大きな発展を遂げ、立ち上がり、豊かになり、強くなるという歴史的な飛躍を実現した。同胞の皆様に帰省して祖国を今一度見て、また、日本人の友人を連れて訪問し、中国の活力溢れる改革を見て、引き続き両国民が交流と促進にお力添えいただくよう期待しております」と述べた。また、「東京華僑総会は設立以来、祖国の発展を確固として支持し、同胞の権利を積極的に守り、中日友好の推進に尽力して来られ、在日華僑界の代表的な存在の一つとなりました。これからも伝統を継承して未来を切り拓いていただき、同胞と各界の友好人士とともに、中日関係の改善と発展にたいする更なる貢献を期待しています」と強調した。
祝賀会では、古稀祝賀のセレモニーがあり、今年古稀を迎えた劉正氏(本会理事・留日華僑浙江同郷会会長)に、銭江会長よりお祝いの記念品が贈呈された。続いて、中国語教室の児童による現代詩「读中国」の朗読パフォーマンスが行われ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。また、東京華僑婦女会会員による「我和我的祖国」「我的中国心」の合唱が披露され、最後は参加者全員で「歌唱祖国」を合唱した。
祝宴開始にあたり、本会顧問の江洋龍氏が乾杯の音頭を取り、会場は一層賑やかになった。
祝宴では「維新號」銀座新館の美味しい料理が振る舞われ、参加者たちは互いに親交を深めあった。
祝賀会は14時頃にお開きとなり、参加者には王秀徳氏より提供された天津甘栗と熟成にんにくなどが詰まったお土産が贈られた。