日本華僑華人聯合総会第25/26届会員代表大会開催~陳隆進氏が会長に選出~

 日本華僑華人聯合総会は、6月30日午後1時30分より大阪市阿倍野区の楓林閣において第25/26届代表委員大会を開催し、出席21僑会(内議決権行使書5僑団),2僑校の代表ら50余名が一堂に会した。

 司会を開催地である大阪華僑総会王遵輝副会長兼事務局長が務め、出席僑会・僑校数が述べられ、大会が成立する旨報告が行われた。ご逝去された僑胞に対しての黙祷が捧げられた後、趙知理氏(大阪華僑総会会長)・銭江麗子氏(東京華僑総会副会長)が議長を務め、議事に入った。

 初めに陳隆進会長代行が、「2019年以来の対面式での開催となり、皆様とお会いすることが出来て非常に嬉しく思います。また、今回の開催に尽力いただいた大阪華僑総会の皆様に感謝申し上げます。コロナ渦もあり、思うような活動が出来ませんでしたが、今後は様々な活動を行っていけると思いますので、引き続き、ご支持・ご協力をお願い致します。」と挨拶を述べた後に、会務報告が行われた。

 その後、第24期(2022年4月1日から2023年3月31日)・第25期(2023年4月1日から2024年3月31日)の決算報告、活動報告、第26期事業計画案の報告が行われ、質疑応答の後、承認された。引き続き、常務委員及び監事の任期満了による改選、第26期常務委員及び監事選任について報告が行われ、承認された。

 議事後、一旦休憩に入り、承認された常務委員は別室にて会長・副会長選出を行い、会長に陳隆進氏(東京華僑総会会長)、副会長に謝成發氏(横浜華僑総会会長)・楊正武氏(京都華僑総会会長)・趙知理氏(大阪華僑総会会長)・陳昆儀氏(神戸華僑総会会長)・銭江麗子氏(東京華僑総会副会長)が選出された。

 休憩終了後、新会長・副会長が紹介され、陳隆進会長より、北京で行われた「全国政協十四届二次会議」全国両会の出席報告、曽徳深横浜華僑総会顧問より、「在日外国人永住権取消事由拡大法案」についての説明などが行われ、午後5時に閉会した。

 午後5時30分より懇親会が行われ、来賓として中華人民共和国駐大阪総領事館より薛剣総領事、魏有美副総領事が出席した。

 初めに主催者を代表して陳隆進会長が、「本日の会議で様々なご意見を頂戴し非常に有意義な大会を開催することが出来、感謝申し上げます。ご意見に対して、新しい体制となり、一丸で取り組んで参りたいと思いますので、引き続きご支持お願い致します。」と述べた。

 続いて、開催地を代表して大阪華僑総会趙知理会長が「本日は日本各地より大阪にお越し頂き感謝します。課題も山積しておりますが、団結して乗り越えていきたいと思います。」と感謝の意を述べた。

 その後、来賓を代表して薛剣総領事より「日本華僑華人聯合総会が大阪で第25・26届会員大会を成功裡に開催したことに祝意を表します。華僑は長い間、強い祖国の建設と国家の活性化という大義を目の当たりにし、参加してきました。そして、中日両国の人的友好において重要な役割を果たしました。現在、世界は激動に満ちており、人類は複数の課題に直面しており、中国は世界各国と知恵と力を結集し、人類運命共同体の構築を共同で推進していきたいと思っております。華僑社会は今後も愛国心・団結・相互扶助の素晴らしい伝統を継承し、中日友好の基盤を継続的に強化して様々な分野で両国間の交流と協力を積極的に促進して頂く事に期待しております。」と祝辞を述べた。

 鹿児島華僑総会楊忠銀会長の乾杯の発声により宴が始まり、出席者らはそれぞれの地区の現状や課題などについての話題や近況報告などが行われ、和やかな雰囲気となった。宴の途中には、大阪龍獅団による獅子の舞が披露され会場に華を添えた。

 最後に神戸華僑総会陳昆儀会長が閉会挨拶を行い、来年の再会を誓い合いお開きとなった。