程大使、僑胞らと共に新年祝う 中国大使館が華僑華人新春招待会
1月30日晩、中国駐日大使館は、在日華僑華人団体・中文メディア・留学生・中資企業の代表ら300名余りを中国大使館に招き「2015年旅日華僑華人新春招待会」を開き、程永華大使が在日華僑華人へ新年の祝辞を述べた。また韓志強公使はじめ中国大使館各部門の責任者も出席した。
程大使は招かれて出席した僑胞らを熱烈に歓迎し、親しく新年の挨拶を交わし、共に新しい年の到来を祝った。
◇中日関係◇ 新年祝辞に立った程大使は中日関係について先ず次のように述べた。一年来の両国各界の共同の努力により、中日関係は改善の方向へ重要な一歩を踏み出した。両国関係を引き続き安定的に改善されるカギとなるのは、中日の四つの政治文書と四つの原則的共同認識を遵守し、関係をよく処理し、政治・安全保障の相互信頼を改めて築き、中日関係を正しく、長期的なものにすることです。
◇祖国の発展◇ また、程大使は祖国の発展と経済状況を紹介し、次のように述べた。昨年私たちは全面的に改革を深め、反腐敗・清廉提唱に力を入れ、経済・社会の釣り合いのとれた発展を積極的に推進し、人びとの生活に新たな改善と向上がみられた。中国のGDPは7.4%で、初めて10兆ドルを超えました。2015年を展望すると、全面的改革深化と法による国家統治の両輪を平行して進め、経済面で「新常態(ニューノーマル)」に進んで適応し、質の向上と効率アップに力を入れ「小康社会」全面完成の目標に向かって突き進みます。
◇中国外交◇ 中国外交について程大使は、多くの成果を収めたと語り、次のように紹介した。私たちはグローバルなパートナーシップネットワークと「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想を軸とする互恵協力ネットワーク構築を進め、国際協力の方向を積極的にリードしました。私たちは中国の特色ある大国外交を積極的に実践し、中国の夢実現のための保障を提供し、世界の平和発展のため貢献していきます。
◇在日華僑◇ 程大使は広範な在日僑胞は地元社会に積極的にとけ込み、平和を愛し、協力を重視する優れた品性を示しており、中日交流の絆と架け橋であると高く評価し、次のように述べた。近年各華僑団体は睦まじく運営され、着々と発展し、新旧の華僑団体の融合が進み、新しい情勢下での華僑関連業務に強力な支えと協力を提供している。引き続き国とふるさとを愛し、郷里に尽くす新たな一ページを記すよう希望する。
席上、任政光日本華僑華人聯合総会会長と顔安全日本華僑華人聯合会会長がそれぞれ挨拶を述べた。任会長は挨拶の中で中日関係が困難な時期にこそ、日本各地の華僑総会と僑胞は日常生活を通じて長年来築いてきた日本社会との友好交流をより一層深め、民間外交を推進していこうと強調した。顔会長は百万近くといわれる在日華僑華人は一層団結を強め、努力奮闘し、華僑社会建設と中日関係改善、祖国の改革開放のため更なる努力をしようと訴えた。
在日華僑華人の声楽家や太極拳の名手がみごとなノドと技を披露した。
※華僑報 第1871号(2015年2月15日発行)から引用