第54回旅日福建同郷懇親会懇会開催される
10月4日(土)~10月6日(月)滋賀県長浜市の長浜ロイヤルホテルを拠点に大阪福建同郷会が主催する第54回旅日福建同郷懇親会が北は北海道、南は鹿児島そして中国本土からの参加者を集めて盛大に催された。開会式に当たる歓迎宴会には地元長浜市に500年以上も続く長浜曳山祭りの伝統芸能「子供歌舞伎」メンバーによる「しゃぎり」(御囃子)によって参加者が迎えられ、続いて「寿三番叟」の祝い舞が披露され開会の幕が開かれた。
最初に大阪福建同郷会の劉中耀会長が歓迎の辞を述べ、続いて来賓の中華人民共和国駐大阪総領事館大使級総領事劉毅仁氏と地元長浜市の藤井勇治市長などが祝辞を述べた。続いてこの大会の参加者の最高齢でかつ54年前第1回京都大会の主催者の一員でもあった京都華僑総会元名誉会長林修炎が乾杯の音頭をとって歓迎宴が開始された。
この日は中国民族音楽二胡張連生氏と琵琶の葉衛陽氏の演奏が披露された。そして中国聖域の新疆ウイグル自治区出身の「シルクロードローラン」(団長ジャミラウライム)の歌と踊りのシヨウに参加者は感動の渦に巻き込まれて初日の夜はホテルの温泉で興奮をしずめた。
2日目はあいにく台風18号が接近していたため観光コースを大幅にけずり、長浜の黒壁スクェアを散策し、昼食は琶湖畔の「鮎やの郷」で琵琶湖料理を楽しんだ。そののち比叡山ガーデンミュージアムに上り、近代絵画のタイル絵がちりばめられた庭園を散策した。あいにく台風の接近で期待された琵琶湖の全景を楽しむことができず、早めにロイヤルホテルに帰り、まず温泉でくつろいだ。
この夜の懇親宴会はまず長崎の福建郷友である「ナンシー」こと鄭徳財さんの祝い舞が披露され、熊本華僑総会名誉会長の林康治氏による乾杯の発声で宴がはじめられた。この夜は中国民族音楽戴茜氏の古筝と沈兵氏の楊琴の合奏に参加者の気持ちが癒された。続いて今回の長寿の参加者(80歳以上)に祝いの品が送られ、来年の神戸地区主催の「福清大会」への参加が誓われた。この日の呼び物は中国四川省出身の江玉氏による「変面」の秘技である。縁起最終に彼女の素顔の愛らしさに参加者は大感動した。
3日目は台風も去り青空がよみがえり、気持ちよく彦根城と殿様の庭園「玄宮園」を散策した後サヨナラパーティの会場北ビワコホテルグㇻツイエに向かった。最初に大阪の実行委員会を代表して張頴氏が挨拶し、実行委員会のメンバーを紹介し、続いて来年の主催地区神戸の林文明理事長が挨拶し神戸地区の役員全員も登壇し「大会の旗」と「大会の鍵」が伝達され、ぶじ引き継ぎ式が行われた。
最後は参加者全員で「福建郷友讃歌」を高らかに歌い、第54回旅日福建同郷懇親会は無事閉幕した。
(大阪福建同郷会)